おかげさまで2016年の1月に第一回目の「面会交流」を息子と行うことができました。
子どもたちは当時、5歳、3歳だったんですが、長男は、すご〜く緊張した面持ちでした。
次男は、「このおじさん誰?」くらいの気持ちだったと思います。
元妻が子どもたちを連れて長崎に帰ってしまったのが、彼が1歳を迎えて間も無くだったので。
長崎のショッピングモールに入っている室内遊技場で遊んだのですが、長男はついに「お父さん」と呼んでくれることはなく。。。涙
次男は抱っこなんかしてあげると、コロコロ笑っていました。
元妻は、「私の顔を見たら腹わたが煮え繰り返る!(怒)」とのことで、お姉さん(私にとっては義理のお姉さん)が連れてきてくれました。
わずか2時間の短い交流でしたが、とにかく2年ぶりに子どもたちと水入らずの時間を過ごすことができましたね。
長男は、最後、「バイバイタッチ(手を振りながらタッチすることですね)」をしてくれて、私は感無量。
昔は、私が仕事に行くたびに、玄関先でやった行事でした。
面会後、実家の親父に連絡をすると随分喜んでくれ、長崎のおばあちゃん(私にとっては義理のお母さん)からも電話があったことを教えてくれました。
あんなに緊張した面持ちの長男でしたが、前日に「明日、お父さんがくるよ」と元妻から聞かされて「やったー!」と叫んでいたとのこと。
人生、こんなちっぽけなひとりの男の人生にも、喜びや悲しみが、きらきらと輝いています。
さて、その後は月々10万円の養育費を必死で送り続け、元妻からはお返しに写真が送られてくるといった次第です。当初は元妻も律儀に10枚送ってきていたんですが、なので、「いや〜、1枚1万円のブロマイドですわ〜」なんてうそぶいていたのですが、最近は6枚や7枚ということもざらで、「ははは、最近はなんでも値上がりで、子どもの写真まで値上がりしてますわ〜」と相変わらずおどけています。
面会交流は、元妻の機嫌によって、1、2ヵ月ずれたりもするのですが、なんとか年2回をキープできています。
子どもたちもだんだんと慣れてきて、「お父さん!」と呼んでくれるになっています。
思わず笑ったのは、去年(2017年)の夏の面会で、次男が「ねぇねぇ、お父さんの子どもはいないの?」と聞いてきたことでした。
すぐに長男が「おいたちもお父さんの子どもたい。お母さんの子どもとも言えるけんが」と教えてくれました(長崎弁の記憶が不正確ですが、そんな感じでした)。
六本木ヒルズに咲いていたミツマタ
さて、最近の私は新しい仕事を始めました。
ただのバイトなんですが。
「学童保育」
のバイトです。小学生が、学校が終わってから家に帰るまでの時間、スタッフによる保護と指導の元、楽しく安全に過ごすことのできるサービスですね。
お父さんお母さんが共働きのために、学校が終わる14時には家にまだ誰もおらず、「学童」で過ごす子どもが多いようです。お父さんお母さんは、だいたい18〜19時頃に迎えにきます。
私は民間の学童サービスで3月からバイトを始めましたが、理由のひとつに、長男が長崎で学童保育のお世話になっていると、教えてくれたことがあります。
自分の子どもが誰かのお世話になっているように、私も、他のご家庭のお子様ですが、お世話というか保育・教育に関わることで、巡り巡って社会に恩返しをしたいなと。
自分の子どもがやっぱり恋しいですが、同じ年齢の子どもたちと触れ合うことで、私の心も随分癒されています。
こんな表現が正しいかわかりませんが、「子育ての疑似体験」、、、
「エア子育て」
に勤しんでいる、今日この頃です。
2018.4.7 代々木上原駅のスターバックスコーヒーにて
永山