2015年3月6日金曜日

養育費控除なんていう制度があればいいのに。

別居、離婚して子どもが母親と同居してしまうと、原則、確定申告の際に父親は扶養家族として子どもを記載することができません。
(注:母親が働いておらず子どもを扶養していない場合は、養育費を送っている限り、父親の扶養家族として申請することもできます)

以前は子どもがいると所得税から安くなったのですが、2010年以降、所得税を安くする代わりにこども手当(2013年からは児童手当に名称変更)が月額1万円~1.5万円支給されることになったので、所得税の計算のもとになる所得(収入-経費)に対して「控除」がなくなりました。

ただ、住民税や年金保険料の額は、子どもを扶養しているかどうかで大きく増減します。
4人家族(夫・妻・子ども二人)で自営業者だった場合(私はこれでした)は、手取り30万円ほどだと、別居または離婚後、30万円~50万円は税金が高くなります。

現代の日本では、「父親が養育費を払わないためにシングルマザー家庭の家計が苦しい」という報道をよく目・耳にします。

「養育費控除」なんていう項目をつくって、養育費として送った額は、全額所得控除(経費と同じ扱い)できるようになれば、少しは「払おう」という気運が高まると思うのですが。
あ、これ、寄付金と同じ考えですね。

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