2016年1月24日日曜日

立原正秋氏のお墓参りの旅~1

よく晴れた冬の一日、思い立って好きな小説家の先生のお墓を訪ねようと思い立ち、新宿から湘南新宿ラインに乗りました。
小説家のお名前は立原正秋(たちはら・まさあき)先生。

芥川賞候補に挙げられたことがあり、こちらは惜しくも逃したものの、その後、直木賞を受賞されています。
大人の恋愛、日本の美(焼物、着物、花鳥風月)がテーマのものが多く、読み応えがあります。
読売新聞、日本経済新聞でも連載されてましたので、当時は相当の流行作家だったとのことですが、現在ではわずか数冊しか刊行されておらず、私もほとんどは古本屋で手に入れました。
『冬の旅』
『残りの雪』
『舞の家』
『美しい城』
あたりが好きですね。

鎌倉の瑞泉寺にお墓があると前から知っていたのですが、思い立って行くことにしました。


鎌倉駅前。
奥に見えるのは、鶴岡八幡宮の参道の鳥居です。


バスという手段もありますが、歩いても30~40分ほど。
急ぐ用事があるわけでなし、歩いてお参りに行くことにしました。
途中、ふいに磯の香りが。お魚屋さんでした。立原先生の小説にもよくお魚が出てきます。
小説家として身を立てる前は、釣ってきた魚をさばいて干物を作って売り歩いていたという逸話も。




瑞泉寺にたどりつくまでに、いくつもの寺社を通り過ぎます。
さすが古都鎌倉。


気の早い梅?桃?が咲いていました。


途中、何回かこのような標識が出てきます。
鎌倉駅からは北東の方向です。



鎌倉駅前は人がごった返していましたが、進めば進むほど、人影はまばらに。
その2に続きます。

0 件のコメント:

コメントを投稿